いじめは陰湿

いじめについて (内田樹の研究室)

私の見るところ、「いじめ」というのは教育の失敗ではなく、むしろ教育の成果です。
子供たちがお互いの成長を相互に支援しあうというマインドをもつことを、学校教育はもう求めていません。むしろ、子供たちを競争させ、能力に応じて、格付けを行い、高い評点を得た子供には報償を与え、低い評点をつけられた子供には罰を与えるという「人参と鞭」戦略を無批判に採用してる。



内田先生ともあろう人が、「いじめ」は競争させた結果だとでもいうのか?
いじめは競争とは全然違う、陰湿なところで起こっているのだ。
競争から外れたところで、排除する行為がいじめになっている訳ではない。
昔のガキ大将のような「いじめっ子」とは成り立ちが違う。

私は、競争こそが「いじめ」を排除する方策だと思うのだが。
走るのが速いヤツはみんなの憧れだった。
冗談の言えるヤツは話題の中心だった。
字の上手いヤツはクラス目標を清書した。
頭の良いヤツはみんなに知らない知識を与えてくれた。
金持ちの子は新しいマンガ本を貸してくれた。
クラスマッチではクラスメイトが代表を応援した。

個人の能力差を認識し、個性としてお互いを認めていた。
手をつないで(順位をつけないで)ゴールするような運動会が、嘘の平等を作り上げたのではないのか。
個人差は現実にあり、すべて等しい訳ではない。
そんな不平等なら子供たちはとっくに気づいているのだ。
そんな個性を無視したような平等を押しつけたことこそ、枠からはみ出た者の排除を助長して行ったのではないかと思えてしまう。

2011120100003_1.jpeg

教育者でもない私が、いじめについて分かったような持論を振り回すことこそ滑稽だということも理解している。
しかし、「競争させたからいじめが行われた」とする意見には賛成できない。

さらに、今回の事件は「いじめ」ではない。「暴行事件」なのだ。
暴力団が実際に殺さなくても「死んで保険金で払え」と脅すのとなんら変わらない。死に追いやったことは明らかなのだから。
しかし、このところの人肉検索(私刑制裁)はまた新たないじめを作り出している。

犯罪に甘い社会が加害者バッシングの過剰化の原因

ドラマ特別企画『金子みすゞ物語─みんなちがって、みんないい─』 | TBSテレビ

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