Blue Jayの正体

下手な推理ドラマよりも面白いことになっている。

「ニューヨーク暗号物語」
衝撃の展開! ニューヨークのある男からもらった “謎の暗号” が凄すぎて現在海外のネットで話題沸騰中!!:ロケットニュース24

cipher1.jpg

最初は単なる難しいパズルの問題にネット上が盛り上がっているだけだった。

ニュース投稿サイト「Reddit」に写真のような暗号が投稿された。
投稿者”delverofsecrets”さんがこう説明している。

【タイトル】「今日、ホームレスらしき男性から50ドルとこの紙をもらいました。この紙が意味するものを分かる人はいますか?」


(詳しくは上のリンク先を参照)

そこから先はネットの常で、Redditユーザーたちはいくつかの文字がロシア語、バスク語、ヘブライ語で書かれていることを突きとめた。そして最後に、SirSpam28というユーザーが、Bifid cipherという解読方法を用いて、今回の暗号の解読に成功する。
解読されたメッセージは・・・

「もっと金を手に入れる方法がある。この暗号を解読したのなら、7月19日に56番通りと6番通りの交差点で会おう。そこにあるRue57というカフェの外に、ホットドッグの出店があるはずだ。その店のMr. Inputという人物を訪ねろ」



map-ny.jpg

cipher4.jpg

ホームレスが渡した50ドル札の裏面に書かれた”1342713600″ という数字は、UNIX時間において、中央ヨーロッパ夏時間2012年7月19日18時を意味するらしい。

しかしその後、暗号投稿者のdelverofsecretsさんに対して、今回の暗号を渡してきたホームレスらしき人物から、メッセージが送られてきたのだ。

「私はMr. Inputだ。信じられないかもしれないので、君のバッグに関するあることを思い出させてあげよう【delverofsecretsさんの本名】。君は友達たちの助けを借りたようだね。それではこれからは、みなを参加者としよう。しかしみず知らずの人間に私のことについて知られたくないので、プロキシ暗号を使うことにする。これが次のステップだ。 “DWY JLRR QUBPKSJ IL NDLM OQD OUCEQMW KGXI CSH RFRM XL WEZUXKJ. YME QLPRBAZ OQD TPVJG HPM UK CQJS H. PPVD BFSRST NJYT KR. BFPU EWP BMHY BTK WL VGB FXK R PXFE DTC GPBQL QWHKI JFA QRPE EJW EYC KLJ HCB JHGN.”」


果たして、この投稿はホンモノなのか?
delverofsecretsさんは、このメッセージは誰かがイタズラで書いたものだと判断。元の暗号通り、7月19日にMr. Inputに会いに行くことを決意する。
その一方で、Mr. Inputと名乗る人物から送られてきた第2の暗号が、icedmilkfloprというユーザーによって解読された。

「君は友達たちの助けを借りて、隠れたメッセージを見つけ出した。そう、君はルールを変えたのだ。よって私も、ルールを変えさせてもらう。7月12日午後4時に、6.5通りと56通りの交差点にいるBlue Jay(直訳:青いカシドリ)という男を見つけろ。そしてその男に『自分がThe Lastだ』と伝えるんだ」



ネット上のユーザーも含め、7月12日当日を待つことになる。

【続報】現在ネットで話題沸騰中の「ニューヨーク暗号物語」が迎えた思いもよらない驚愕の結末とは?:ロケットニュース24

そして、その日がやって来た。
約150人ものRedditユーザーがこの暗号物語の展開を目撃するため、7月12日第2の暗号に書かれている場所、6.5通りと56通りの交差点に集まった。

delverofsecretsさんは自分の本名がAliということを明かした。
▼Aliさんが登場した時の映像。12:40~から、Aliさん登場


Video streaming by Ustream

しかし、この日、結局Blue Jayらしき人物は現れず、第2の暗号メッセージはAliさんを個人的に知る誰かが、イタズラで送ったものだろうということになった。
2番目の暗号について興味深い事実が明かされる。
Aliさんのバッグに書かれている個人的な情報を知っている。
その送信者のユーザー名を後ろから読むと、Aliさんの電話番号になる。

では、7月19日にすべてが明らかになる!
と誰もが思った矢先、翌7月13日にAliさんが、次のようなメッセージをスレッドに投稿した。

「今日、電話がかかってきました。相手は私の家族の名前、そしてその家族たちの住所まで知っていて、私が今までの投稿を削除しない限り、私と私の家族に暴力が及ぶと脅してきたのです。」


詳しくは上のページ参照

Aliさんのもとに脅迫電話がかかって来たため、Aliさんはアカウントを削除し、一切新たなメッセージは投稿されなくなってしまった。
そうしてこの暗号物語の真相は、永久に闇の中へ葬られるかと思われた。

そう、ネットのすごいところはここからなのだ。
皆が第2の暗号に誘われて、7月12日に集まった6.5通りと56通りの交差点のGoogleマップのストリートビューに、Blue Jayは写っていたのだ。携帯電話をかけている男の腕のタトゥーは青い鳥(Blue Jayの直訳は “青いカシドリ”)
Googleストリートビューの撮影車の動きに対して男の取った動きもかなり怪しい。


大きな地図で見る

しかし、撮影日は7月12日ではないし、偶然の一致だろ?と思うのだが、そうではなかった。
7月12日、集まった人の中で偶然その男が写っている写真を撮っていたのだ。
cn.jpg
男は通りの反対側からじっと集まった人たちの方向を見ていたという。
果たして本当に、この男がBlue Jayだったのか?

そしてついに、第1の暗号に記された7月19日がやってきた。
56番通りと6番通りの交差点に人々は再び集まった。
しかしそこに、Mr. Inputらしき人物も見当たらなかった。AliさんもあのBlue Jayらしき男も現れなかった。

結局、何事も起こらず、すべてが闇の中に消えてしまった。
いったいこの暗号騒動は何だったのか?

まだ続きがあるというのか?


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