ポインター号のベース車両は?

ウルトラセブンに登場したウルトラ警備隊のポインター号について


特撮やアニメの「オタク文化」が注目を集めるずっと以前、1980年代だったと記憶しているが、クルマ雑誌「driver」が小さな囲み記事でTVドラマ・ウルトラセブンに登場した「ポインター号」についてベース車両を特定する記事を掲載したことがあった。
たぶん、その記事を元に書かれたと思うページがこちら。↓
TDF PO1ポインター:ウルトラセブンの劇中に使われた地球防衛軍の警備車輌「ポインター」の研究報告。
(文字化けします)

1957年型 インペリアル クラウン

これによると、ポインター号のベース車両は「クライスラーのインペリアル クラウン 1958年型」と特定しています。
が、しかし、ポインター(オリジナル)のグリルは格子状であり、1958年型インペリアルは横長のルーバーになっています。格子状のグリルは「1957年型 インペリアル クラウン」のものだと推察できます。
さらに、インペリアルは、クライスラー社のクルマですが、1955年から独立したブランドとなっているため、クライスラーの名前をつけないほうが正確と言えます。
このベース車両の特定の決め手となったのは、ポインターに見られるCピラー前端のモールが屋根の上まで続き、V字に折れ曲がっている点でした。(ベース車両のモールをそのまま活かした)






この特徴的なデザインから、インペリアル クラウンにたどり着く訳です。


こちら↓で当時の雑誌広告やカタログなどを見ることができます。
1957 Chrysler Imperial
ここで難しいのが、インペリアルにはいくつものモデルが存在したことです。
インペリアル 1957年型
・4ドアセダン( 6ライト)
・2ドアセダン
・サウサンプトン (4ドアピラーレスハードトップ 4ライト)
・クラウン(4ドアピラーレスハードトップ 4ライト)
・クラウン セダン(6ライト)
・クラウン コンバーチブル
・ルバロン(6ライト)
ここでいう「6ライト」とは、サイドに3枚の窓があるデザインのこと(2CVのような)。後部ドアのうしろにもう一枚小窓がある。(「4ライト」と「4灯」は別物。)
で、厄介なのが、この1957年モデルでは、オプションとして、クラウンとルバロンモデルのみ、4灯が選べたのです。翌1958年モデルではすべて4灯に変更されますが、この年は標準が2灯だったのですが2灯と4灯が混在しています。
ポインターの2灯ももしかするとベースが2灯だったのかもしれません。

↑1958年型インペリアルカタログから
この2モデルはルバロンですが、クラウンにも同じように6ライトのセダン(上)と、4ライト・4ドアピラーレスハードトップのサウサンプトン(下)がありました。



↑ポインターのピラーレスハードトップのドアを開けたところ。
ポインター号の特徴は、Bピラーのない「4ドア ピラーレス ハードトップ」であることです。
というわけで、4ドア ピラーレス ハードトップで、Cピラー前端のモールがあるのは、「クラウン」と「サウサンプトン」しかなくなります。このふたつの見分け方は今のところ不明です。
本国のユーザーの中にも「クラウン サウサンプトン」としている人もいます。
とりあえず、他の皆さんの表記に従ってここでは「インペリアル クラウン」としておきます。
オリジナルのポンター号の写真が少ないので、同じインペリアル クラウンをベースにポインター号のレプリカを作ってしまった
TDF特殊車両班管理係
氏のポインター号は1958年型インペリアルだったため、グリルのデザインが異なるそうです。
↓この方の写真が秀逸です。
ポインターに遭遇した!
改造するに当たり、インペリアルのスラントデッキが低く下っているのを活かし、ポインターのファストバックスタイルを強調することができている。
このポインターのテールエンドに取り付けられたテールライトは、130型系(2代目)セドリックの前期型のテールレンズらしい。



左右逆に取り付けられている。

この130系セドリックは、”銭形ブルーバード”と同じピニンファリーナのデザインによるものだ。銭形警部と、ウルトラ警備隊・・・意外なところで関係があったとは!
【追記】
ポインター号のレプリカを作ってしまった城井康史氏から直接連絡をいただきました。<(_ _)>
インペリアルの車種について「クラウン」と言われていますが、ルームランプ形状がクラウンとサザンプトンでは異なるそうで、ポインター号の社内の映像に映っているルームランプは「サザンプトン」のものだそうです。(外装では判別がつかない)
ということで、
「ポインター号のベース車両は、1957年型 インペリアル サザンプトンである」が正解のようです。
ポインターを製作された小野自動車の社長さんの記憶によると、2灯タイプだったらしいと。
詳しくはこちらの↓ページに詳しいです。
「光跡」ポインター号
さすがはコアなマニア・・・
恐れ入りました。<(_ _)>

↑リアドア後部の三角形のラインは、ドアのキャッチ部分を残すために黒いラインでデザイン処理したものだということが分かるショット。

↑せっかくのポインター号になんてことをするんだ!

まさに、この「1957年型 インペリアル クラウン サザンプトン 2灯型」だったようです。(色は赤系)

【追記】
名前に間違いがありました。
私が記憶していた早川薫氏は330グロリアベースのポインター号を製作された方で、インペリアルベースのポインター号を製作されたのは、城井康史氏でした。(重ね重ね失礼しました)





第16回 「闇に光る目」より
この病院のシーンは、旧TBS社屋で撮影された。つまり、この坂道は、現在「オールスター感謝祭」の「赤坂5丁目ミニマラソン」における「心臓破りの坂」として残っている。


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