TPPと農業

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参議院選挙活動が実質スタートして、どこの候補者も「TPP反対」を唱え始めている。自民党の推薦を受けている候補者でさえ農業団体の支持者を前に「反対」のリップサービス。尖閣諸島は「中国側から見れば盗んだと思われても仕方がない」と中国メディアに対して発言した鳩山元首相のリップサービスとなんら変わらない。

鳩山由紀夫氏が“釣魚島問題についてわが国に理解を示した”=中国

TPPに賛成する候補者も「充分な補助金を」というばらまき施策をちらつかせている。

だいたいTPPに反対する農業団体の意見は、「食の安全が確保されない」「大規模集約農業に対応できない」という二本柱だったりする。これ、もうちょっと強かな農業ビジョンでTPPに賛成する農業は出てこないのかな?別に遊休農地を集約して農業法人で海外へ打って出る・・・と言っているのではない。今のままの農業を続けて行くしたたかさを考えてはどうだろうか。

例えば、こんなニュース。

増え続ける奇形児…中国の汚染食品が招く最悪のシナリオ:ハピズム

中国:「人類汚染図」を制作・重金属土壌汚染!自浄能力による復元には1000年!

珠江デルタに新たな不安、野菜から高濃度の重金属を検出―広東省:Record中国

粉ミルクを例に見るまでもないが、日本の農産品の品質や安全性は(それなりではあるが)高く評価されている。日本の農家は今までどおり安全な農産物を作り続けたらいいと思う。重金属に汚染されたり、遺伝子組み換え作物は安くていいな、という消費者はそれを買えば良いと思う。だが、ほとんどの日本人はそうした農産品は購入しないはずだ。
TPPで、日本の農産品が欲しい国には輸出したらいい。チャイナリスクを抱える国は多いはずだし、日本の食文化の浸透と併せて(山葵や牛蒡や蓮根など)日本の食材を欲しがる国も少なからずいるはずだ。
政治家がすべきことは、有害な重金属が検出されたエリアからの農産品の輸入を禁止するための基準づくりだ。
不安全な食品は輸入しない。
安全な食品は輸出する。
相手国が対抗策として関税をつり上げる措置を採るのであれば、その国の国民は自国の重金属に汚染された食品を食べるしかないということだ。それはいずれ自国の政府に怒りが向くことだろう。

TPPと対中国貿易がいっしょになってしまったが、中国もTPP参加へ意欲を見せている。いずれTPPに参加して来た時に日本は不参加で良いのだろうか。TPPの舞台へ中国を引きずり出せれば知的財産権の問題や汚染食品の問題なども正面切って対策を迫ることもできる、米や日本酒など、日本国内しか想定していなかった食料品があらためて世界スタンダードになっている今、その舵取りをするのが、政治家なのじゃないかな?

回りくどい言い方で伝わらないかも知れないが、関税撤廃で安い農産物が国内に入って来るだろう。でもそれらを欲しいかどうかは別だと思う。そこで価格競争になる必要はない。安全な農産品を欲しいと考える消費者は今と同じように(同じような価格で)購入するだろうし、それに向けた生産を同じように続ければ良いだけだと思う。大規模生産ができる農家は日本農産品のブランド化とともに海外へ輸出できるチャンスともなるだろう。そしてその空いた国内市場に小規模農家も入り込むことが可能になるはずだ。高知県で成果を上げる「庭先集荷」の取り組みももっと全国展開できるはずだ。

「小金稼ぎが地域の元気をつくる」~持続可能な集落を目指して~

こうした情報ネットワークと物流、生産を結びつけてやることができれば、お年寄りや小規模農家にも可能性はまだまだあると思うのだ。日本の物流はかなりのものだから、これを活かしての農業生産、農業物流が鍵となるのではないだろうか。

日本の物流近代化が中国に与える啓示―中国メディア:Record中国

「補助金くれなきゃTPP反対!」などという目先のリップサービスに騙された選挙はもうたくさんだ。


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(2012/10/21)
神明

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