Windows7で日本語読み上げ機能を使う
昨日「今日子とはるかの対決」で書いたとおり、Windows7の64bit版で日本語読み上げ機能を使おうと思うと少々面倒だった。
正確に書くと、Windows OS自体には読み上げ機能はなく、Microsoftの提供している「Microsoft Server Speech」という音声合成エンジンをインストールしないと「読み上げ」機能を使うことはできません。
ただし、設定が面倒でなかなかMacのように簡単ではありません。
無料の音声合成エンジン 「Microsoft Speech Platform 11」:まほろば
Windows7 64bit版については「日本語読み上げが使えない」という書き込みも多くあるので、64bit版を中心に説明します。
1)古いバージョンの「Microsoft Server Speech Platform Runtime」などをアンインスールする。
(これを怠ると成功しない)
2)Microsoft Speech Platformをダウンロードする。
Microsoft Speech Platform - Runtime (Version 11) のページから赤い「Download」をクリックし、以下のふたつをダウンロードする。(64bitの場合も両方必要)
ここではWindows OSが64bitかどうかは問題ではなく、読み上げを行うアプリケーションが32bitか64bitかによります。

3)音声ファイル(Haruka)をダウンロードする。
Microsoft Speech Platform - Runtime Languages (Version 11) のページから、MSSpeech_TTS_ja-JP_Haruka.msi (日本語、女性、はるか)をダウンロードする。

4)インストール
DLした「SpeechPlatformRuntime.msi」をインストール。
「MSSpeech_TTS_ja-JP_Haruka.msi」をインストール。
ここまでのインストール作業を一挙に行うのが、「Microsoft Speech Platform 簡単インストーラー Ver.2.2」です。
これを使えば一発でDLとインストールができます。
これで、WordやExcelでも「読み上げ」が可能になります。
Wordの場合、「リボンのユーザー設定」で「読み上げ」を追加します。

テキストを選択し、リボンから「読み上げ」をクリックするだけ。

ただし・・・
ただし、64bit版のWindows 7では日本語の読み上げができず、英語のみの読み上げになってしまいます。
Wordで日本語テキストを選択して「読み上げ」させようとすると、「読み上げボタン」がグレーになったままです。
英語、数字を選択した場合には「読み上げ」させることは可能ですが、英語のみの音声になります。
これは困った・・・
調べて見ると、どうもWindowsの音声合成(SAPI)のランタイムはUltimateのみに提供されているらしく、普通のHomePremiumや、Professionalでは手に入らないらしい。そこで、その代わりとして今回の「Speech Platform Server Runtime」を代用しているのだが、その移植作業が別途必要だということ。
Windows7で音声合成(Text to speech):もぎゃろぐ

つまり、「Speech Platform Server」の中にインストールされた「Haruka」の声を「Speech」フォルダにコピーしてやらなければいけない。
レジストリエディタで確認しておくと良いですね。
5) Speech Platform Server RuntimeをSAPIとして認識させる。
コマンドプロンプトを右クリックして、「管理者として実行」
以下のコマンドを実行。
「Haruka」の音声ファイルがコピーされます。
これで、Wordでも日本語の読み上げが可能になります。

でも、読み上げた音声を音声ファイルとして保存するにはどうすれば良いのかな?
そこで今度は、「Text to Wav」を使います。
6)「Text to Wav」をダウンロードする。
Text to Wav:読み上げソフト開発と音声学習のページの右側「Download」から最新版の「Text To Wav」をダウンロードします。
7) 解凍したフォルダの中の「Text to Wav」を起動する。

Voiceで「Microsoft Server Speech Text to Speech Voice(ja-JP.Haruka)」を選択してやれば、日本語の読み上げが録音できます。
Macで使いやすいように、MP3で録音したい場合は、「lame_enc.dll」をネット上で入手して、「Text to Wav」の「plugins」フォルダに入れておけば、OKです。
mp3エンコーダ (lame_enc.dll) の導入手順:ねとらじWiki
日本語読み上げソフトを探し、「Text to Wav 」にたどり着きました。 詠太2とも比較してみました。 (1)
やっぱり、Microsoftと言えども日本語の読み上げには辿々しさが残ります。
じゃ、何が良いの?という質問に対しては、やっぱり「詠太3」が良いようです。
音声読み上げ精度がさらに向上した「詠太3」
さすがはJUST SYSTEMです。
ただし、この「詠太3」は単体では販売しておらず、「一太郎2013 玄 スーパープレミアム」「一太郎2013 玄 プレミアム」のパッケージのみに同胞しています。
つまり、「「一太郎2013 玄」には入っておらず、もちろん「無料試用版」にも入っていません。

やっぱ、日本製の実力はすごいよね。
3:20から「詠太2」の読み上げが始まります。
正確に書くと、Windows OS自体には読み上げ機能はなく、Microsoftの提供している「Microsoft Server Speech」という音声合成エンジンをインストールしないと「読み上げ」機能を使うことはできません。
ただし、設定が面倒でなかなかMacのように簡単ではありません。
無料の音声合成エンジン 「Microsoft Speech Platform 11」:まほろば
Windows7 64bit版については「日本語読み上げが使えない」という書き込みも多くあるので、64bit版を中心に説明します。
1)古いバージョンの「Microsoft Server Speech Platform Runtime」などをアンインスールする。
(これを怠ると成功しない)
2)Microsoft Speech Platformをダウンロードする。
Microsoft Speech Platform - Runtime (Version 11) のページから赤い「Download」をクリックし、以下のふたつをダウンロードする。(64bitの場合も両方必要)
x86_SpeechPlatformRuntime\SpeechPlatformRuntime.msi
x64_SpeechPlatformRuntime\SpeechPlatformRuntime.msi
ここではWindows OSが64bitかどうかは問題ではなく、読み上げを行うアプリケーションが32bitか64bitかによります。

3)音声ファイル(Haruka)をダウンロードする。
Microsoft Speech Platform - Runtime Languages (Version 11) のページから、MSSpeech_TTS_ja-JP_Haruka.msi (日本語、女性、はるか)をダウンロードする。

4)インストール
DLした「SpeechPlatformRuntime.msi」をインストール。
「MSSpeech_TTS_ja-JP_Haruka.msi」をインストール。
ここまでのインストール作業を一挙に行うのが、「Microsoft Speech Platform 簡単インストーラー Ver.2.2」です。
これを使えば一発でDLとインストールができます。
これで、WordやExcelでも「読み上げ」が可能になります。
Wordの場合、「リボンのユーザー設定」で「読み上げ」を追加します。

テキストを選択し、リボンから「読み上げ」をクリックするだけ。

ただし・・・
ただし、64bit版のWindows 7では日本語の読み上げができず、英語のみの読み上げになってしまいます。
Wordで日本語テキストを選択して「読み上げ」させようとすると、「読み上げボタン」がグレーになったままです。
英語、数字を選択した場合には「読み上げ」させることは可能ですが、英語のみの音声になります。
これは困った・・・
調べて見ると、どうもWindowsの音声合成(SAPI)のランタイムはUltimateのみに提供されているらしく、普通のHomePremiumや、Professionalでは手に入らないらしい。そこで、その代わりとして今回の「Speech Platform Server Runtime」を代用しているのだが、その移植作業が別途必要だということ。
Windows7で音声合成(Text to speech):もぎゃろぐ

つまり、「Speech Platform Server」の中にインストールされた「Haruka」の声を「Speech」フォルダにコピーしてやらなければいけない。
レジストリエディタで確認しておくと良いですね。
5) Speech Platform Server RuntimeをSAPIとして認識させる。
コマンドプロンプトを右クリックして、「管理者として実行」
以下のコマンドを実行。
reg COPY "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Speech Server\v11.0\Voices\Tokens" HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Speech\Voices\Tokens /s /f
「Haruka」の音声ファイルがコピーされます。
これで、Wordでも日本語の読み上げが可能になります。

でも、読み上げた音声を音声ファイルとして保存するにはどうすれば良いのかな?
そこで今度は、「Text to Wav」を使います。
6)「Text to Wav」をダウンロードする。
Text to Wav:読み上げソフト開発と音声学習のページの右側「Download」から最新版の「Text To Wav」をダウンロードします。
7) 解凍したフォルダの中の「Text to Wav」を起動する。

Voiceで「Microsoft Server Speech Text to Speech Voice(ja-JP.Haruka)」を選択してやれば、日本語の読み上げが録音できます。
Macで使いやすいように、MP3で録音したい場合は、「lame_enc.dll」をネット上で入手して、「Text to Wav」の「plugins」フォルダに入れておけば、OKです。
mp3エンコーダ (lame_enc.dll) の導入手順:ねとらじWiki
日本語読み上げソフトを探し、「Text to Wav 」にたどり着きました。 詠太2とも比較してみました。 (1)
やっぱり、Microsoftと言えども日本語の読み上げには辿々しさが残ります。
じゃ、何が良いの?という質問に対しては、やっぱり「詠太3」が良いようです。
音声読み上げ精度がさらに向上した「詠太3」
さすがはJUST SYSTEMです。
ただし、この「詠太3」は単体では販売しておらず、「一太郎2013 玄 スーパープレミアム」「一太郎2013 玄 プレミアム」のパッケージのみに同胞しています。
つまり、「「一太郎2013 玄」には入っておらず、もちろん「無料試用版」にも入っていません。

やっぱ、日本製の実力はすごいよね。
3:20から「詠太2」の読み上げが始まります。
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