「異例」に依存する社会

第2火曜日、Windowsの月例アップデート(パッチ)が公開されていた。
今回は、GWの「IEの脆弱性」緊急パッチもあったので、注目が続いているようだ。

とはいえ、いつの間にか皆さん忘れてしまっている。
無題98

なぜ、IEの脆弱性問題は過剰報道になったのか?

専門家が”「定例外」は「異例」ではない”と説いてみたとしても、通常自分のPCのアップデートをろくすっぽ行っていないWindowsユーザーには何のことやら・・・理解の範囲を越えている。
池上彰のTV番組でも珍しくIE関連の説明を行っていた。

それにしても、今回の事象の中で、私自身驚かされた事実があった。
それは、日本社会が少なからず(いや、多くの部分を)Microsoftに依存しているということだ。

今回のIEの脆弱性問題で、マスコミは「とりあえず、対策が施されるまでの期間は、IE以外のブラウザ(ChromeやFirefox)を使うように」を繰り返した。
で、事務所でもそのような指示が出たのだけれど、営業はのきなみ撃沈した。

地方自治体の公共事業や入札情報を見ることができないのだ。
私も少なからずMacユーザーなので、IE以外のブラウザを中心に使っているのだが、こんなにも仕事でIEに依存しているとは知らなかった。

入札情報システム:長野県

Firefox だけでなく、Google Chrome, Safari, Opera でもテーブルの中身が表示されません。
まさに IE 専用。
これでは、公共事業に応札することすらできない。そればかりか、業務情報や、落札結果なども見ることすらできず、仕事にすらならない。
単純なプラグインの問題ではなく、システムそのものがExplorerに依存しているようだ。

どうやらテーブルの中身として object を使って csv ファイルを引っ張ってきて、それを JavaScript で処理してテーブルに入れているようなので、この辺が IE でしか解釈できていないのでしょう。
# php なり cgi なりサーバサイドでいくらでも整形して出力できるのに生データをクライアントにぶん投げておしまい、ってのは筋が悪い


こうした問題は、数年前まで、銀行のネット口座や、大手パソコンメーカーの通販サイト、年金照合ページなどでもIEに委ねたシステムが横行し、Macユーザーはひどく閉口したものだけれど、今回の事件で、今もってそうした実態が地方自治体を中心に、続いていることが露呈した。

官公庁の、しかも「公告・公示」という目的のページにおいて、特定の条件でしか閲覧できない状態を放置している時点で、透明性や公平性を大きく損なっていることになりますから、「公共調達の競争性・透明性を確保するため、契約に係る情報の公表を行っています」と自ら宣言している趣旨に反する結果になってしまっていて、お役所の姿勢としても作業結果としてもいただけない話です。


IEの脆弱性、よりもそうしたMicrosoftに委ねすぎたシステムそのものが問題なのではないだろうか?
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