通いの軍隊

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録画しておいた「世にも奇妙な物語'16春の特別編」を見た。
「通いの軍隊」(原作・筒井康隆)西島秀俊 が印象的だった。

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ネットでは「戦争を軽く扱った」とバッシングされているようだけれど、筒井康隆の原作がそんなものなのだ。
通勤電車で通う「戦場」・・・日常と非日常が定時で交錯する毎日。
そのゾッとする怖さこそ、筒井康隆の意図なのだと思うのだが・・・
テレビを見ている視聴者はその怖さに身震いしなかったのだろうか?

最後に妻が爆死し、主人公の上にも爆弾が・・・というラストは、原作にはない「蛇足」だ。
これを付け足すことで、「戦争の悲惨さを描きました」とでも言いたかったのか?
そんな蛇足を付け足さないで、淡々と「戦争」が行われていくほうが、よっぽど怖いと思うのだが。

原作の「通いの軍隊」は、銃を向けた敵の兵士も同じように「通勤兵士」だったというのがオチだ。
穿った見方をすれば、ネットで兵士を募集する「IS」にも同様の怖さが見え隠れする。

この原作と同じような西洋のジョークを元にしたのが、上方落語落語「動物園」だ。
1万円で動物園の虎に扮する仕事を請け負った男が、ある日ライオンと対決することになってしまう。
恐ろしさのあまり腰を抜かす男の元にライオンがのしかかり、「「心配するな、わしも1万円で雇われたんや」とつぶやく。


もうひとつ、「夢見る機械」は諸星大二郎の原作だった。

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原作の世界観はTVドラマ化しにくいよね。
あきらかにちゃちなSFドラマになってしまったよ。
「ニセモノの人間」の怖さよりも、実社会の幸福よりも仮想世界の夢を楽しむ人間の怖さ・・・
上手く描けば面白いものになったはずなのに・・・

サロゲートと諸星大二郎「夢見る機械」

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