HPのPCが落ちまくる件【解決編】


最終的な結論として、BIOS アップデート 5.29 を行なうのが解決策です。

IPMTB-TK マザーボード BIOS アップデート 5.29
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先日、知人から預かった、HPのデスクトップPC。
動画などを見ると、頻繁にPCが落ちるという症状について。
パソコン先生のところへ入院して、徹底的な原因究明が行われた。

PCが頻繁に落ちる原因は、GTX650:どんぶらこDESIGN

モデルは、HP Pavilion Desktop PC e9190jp/CTで、当時としてはかなりのハイスペックマシンだった。

プロセッサー : インテル® Core™ i7-950 プロセッサー
(3.06GHz、1MB L2キャッシュ + 8MB L3キャッシュ、QPI 4.8GT/s)
ハードドライブ : 1TB×2(RAID1)
メモリ容量 :  12GB(2GB x 6)PC3-8500(1066MHz)(



メモリーも6枚挿しと、現在では考えられないほどの過積載状態のマシンだった。
しかも、当時はWindows Vista マシン。
これが厄介だった。

今はWindows10にアップグレードされているのだが。
原因はやはり、グラボのNVIDIA GeForceGTX650だったのだが、ちょっと曰く付きの結論が出てきた。
ネットでは同様の症状に悩むユーザーも多く、様々な犯人説とそれに伴う対策が書かれているが、実はその多くが的外れなことが多いようだ。

それは、きちんとした「再現性」が裏付けられていないからだ。
しかし、当局は違う。
これを見よ。

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同じスペックのHP Pavilion Desktop PC e9190jp/CTが2台。
しかも、中古とは言え、NVIDIA GeForce GTX650のグラボを2枚入手してその原因追及にチャレンジした。
(結果的にこうなっただけで、右側は私のサブマシンなのだが・・・)

興味深いのは、この同じ構成のe9190jp/CTが、それぞれGeForce GTX650を挿しているのに、左のマシンは落ちるのに、右のマシンは落ちないのだ。
OSも、ハード的構成も、ドライバーも同じだというのにだ。
Windows10もクリーンインストールしているので、他のソフトとバッティングしているということもありえない。

で、詳細を調べて見ると・・・
犯人は、e9190jp/CTのBIOSだったのだ。
右のマシンのBIOSは、2010年製のv5.29だった。
左のマシンのBIOSは、1年古い2009年製だった。

Windows上でマザーボードBIOSのバージョンを確認する方法

このBIOSのバージョンの違いが、GeForce GTX650のドライバーとバッティングして落ちてしまうのだ。
その証拠に、ムービーなどを再生させていなくても、デバイスマネージャから、ディスプレイアダプタのプロパティを開いただけで、必ず落ちることが確認された。
つまり、ドライバーの情報にアクセスしようとすると、PCが落ちるのだ。

2010年製のBIOSのマシンでは決してこのような症状は確認されていない。
Windows10では、ドライバーの更新で、メーカーの最新ドライバーをインストールしてしまうので、今月(2016/08)出たばかりの372.54WHQL Windows10専用 64bit版が入れられてしまい、途端に落ちるのだ。
アンインストールしようとしても、落ちるので厄介だ。

 で、ネット上でまことしやかに流されている「神ドライバー」と言われている、「GEFORCE 314.22 ドライバ」は、いささか古く、Windows10では弾かれてしまってインストールすることができない。
ドライバーを書き換えてインストールする荒技もあるようだが、もっと簡単な方法がある。
それは、GeForce GTX650を抜いて、異なるグラボに挿し変えて、GEFORCE 314.22 ドライバをインストールする方法だ。
Windowsが内蔵されているグラボとの整合性をチェックにいかないので、無関係なドライバのインストールだけは可能になる。インストールができたら、もとのGeForce GTX650を戻してやればドライバーが適用される。

ただし、このGEFORCE 314.22 ドライバはいささか古い。
調べた結果では、64bit版Windows 8.1・8・7・Vista用GeForce 347.52 Driverが、Windows10でもインストールできて、このBIOSでも落ちないというギリギリの神ドライバーだった。

お試しあれ。

ただし、このドライバーだと、 DirectX 11 に対応していないので、能力を使い切ることはできない。

ネットで言われている「ドライバーのバグ」というのは不正解なのだ。
HPの一部の古いBIOSとの相性が悪い」というのが正確かもしれない。

じゃ、いっそ、BIOSのアップデートをすれば良いのじゃないの?
という御仁にはこちら。

・少し古いマザーボードに最新のCPUを載せたら起動しない。 ・パソコンの動作が不安定。このような場合にBIOSのアップデートをすることがほとんどです。 ですが、BIOSのアップデートにはリスクもあります...!

きちんとした手順を踏んでも、BIOSの書き込みに失敗してしまったり、BIOS自体が壊れてしまい全く起動しないといったことになる可能性があります。


BIOS の更新をやってみました(HP のデスクトップ):パソコン備忘録
HP - System BIOS の確認とアップデート手順について
IPMTB-TK マザーボード BIOS アップデート 5.29 HP Pavilion Desktop PC e9190jp/CT 

だがしかし、BIOSの書き換えでWindows10が落ちないかどうかは未確認。
勇気ある人柱がチャレンジするしかない。


さらに、頻繁に落ちるPCを改善するとっておきの方法。
グラボを、GeForceから、AMD Radeonに切り替える。
Radeonなら落ちるという報告も上がっていないから大丈夫と言える。
古いPCにそんなに投資できないよ、という人でも大丈夫。
Radeon 7700 〜 7800 なら安定していて中古価格も安い。

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ということで、結論としては以下の3つの対策が効果的

(1) 64bit版Windows 8.1・8・7・Vista用GeForce 347.52 Driverをインストールする。

(2) BIOS アップデート 5.29 を行なう。

(3) Radeon のグラボに挿し変える。



ただし、心配なのは、この年代のVistaマシンは、電源ユニットの容量不足が起こりやすい。
今回も、保険の意味で、電源ユニットを他のマシンから生体肝移植して、容量アップを図った。
これで安定するのではないかと思っている。


私のサブマシン、e9190jp/CTは、ちょっと動かすだけでGeForce GT220が相当発熱して、夏場には熱射病か低温やけどになるくらい酷かったのだが、GeForce GTX650に挿し変えたら、発熱が治まった。
まぁ、なんとか、もう少し寿命が延びたということで、ありがたい。


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犯人はこの中にいる!

まさか、BIOSが犯人だったとは!
PC先生の名推理です。
しかも、一人二役(2台)だったとは!
恐れ入りました。

ありがたや~

先生、うちの子の症状の原因を突き止めてくださり、ありがとうございます。
おかげで、あと数年?は愛機と楽しい時間を過ごせそうです。


犯人を特定するまでの推理は、探偵もののようでもあり、クライトンの小説『アンドロメダ病原体』のようでもあります。
スリリングでした。
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