AutoCADデータをGoggleEarthに表示させる

少し前までは、Autodesk社と、Googleは良い関係にあって、AutoCAD上でGoogleマップを取り込んだり、GoogleEarthから地形を取り込むなどの相互関係が成立していた。



非常に簡単な「GoogleEarth Extension」というプラグインがAutodesk Labs で無料配布されていて、それをAutoCADに入れるだけで相互入出力ができたのだ。

オートデスク、土木用3次元CADにGoogle Earthとの連携機能提供

特に、土木設計に特化した「AutoCAD Civil 3D」はシームレスに連携が取れて大変便利だった。



ところが、2013年版からはそういった機能が削除され、Googleとの連携は図れなくなってしまった。

AutoCAD Civil 3D で Google Earth との連携機能が利用できない

この原因として考えられるのが、Last Softwareが開発した3Dモデリングソフト「SketchUp」をGoogle社が買収し、現在のTrimbleに引き渡されたのが2012年だったという経過がある。
このSketchUpがGoogleEarthとの連携を強化するために、Autodesk社との関係を断ち切ったというのが真相のようだ。

しかし・・・
何とか、AutoCADから、GoogleEarthに3Dモデルを引き渡す方法はないものだろうか?



AutoCAD → SketchUp Pro → GoogleEarth



という受け渡しで考えてみる。

無題00

まず、AutoCADで基本となる3Dデータを組み立てる。

無題01

AutoCADではサーフェスモデルを作ることも可能だが、基本的に土木の構造図を3Dに組み立てるだけなので、ワイヤーフレームモデルで十分だと判断する。

無題02

さらに、必要な複数の堰堤や道路などの構造物を配置して一枚の図面にしておく。

無題03

高さ(標高)は等高線から読み取って配置しておき、最終的には、地形レイヤーは非表示にしておく。
縮尺は1/1。
m単位で、標高もmでZ値として入力しておく。

無題04

次に、SketchUp Proを起動し、先ほどのAutoCADデータをインポート(読み込み)する。
AutoCADデータ(DWG)をダイレクトに取り込むことが可能となっている。

WS000001_20170330113709368.jpg

WS000000_20170330113349cff.jpg

無題05

表示されたら、今度は、3Dモデルとして、エクスポートさせる。

WS000002_20170330113917d73.jpg

無題06

この時にファイル形式を「COLLADAファイル(*.dea)」にして保存すると、3Dモデルのまま表示することができる。

無題07

もうひとつの、「Google Earth ファイル(*.kmz)」でエクスポートすると、GoogleEarth上の地形表面に貼り付けられたように表示される。
谷を越える橋梁のモデルなどは、kmzだと、谷に落ち込んだような形で表示されてしまう。

無題08

GoogleEarth Proは、高解像度の写真を取り出すことが可能で、2015年から無償提供されるようになった。
これと同時に、利用規約の見直しが行われ、それまで禁止されていた商用利用についても一部条件づきで可能となった。
最近、ニュースなどのTV番組でGoggleEarthを用いた説明をしていることが良くみられるようになったのも、こうした変更が効いているものかと推察される。

朗報だがリスクも! グーグルアース・プロが無料化

GoogleEarthを開いたら、左側のお気に入りから「開く」を行い、先ほどの*.deaファイルを読み込む。

WS000004_20170330115913ee9.jpg

WS000005_20170330120012eea.jpg

すると、GoggleEarthの画面に、先ほどの計画が重なって表示される。

無題09

浮いているのは、そのままの標高で表示させると、切土部分が地面の中に隠れて、表示されないため、少しかさ上げして表示している。

無題10

計画の場所に計画堰堤が表示され、谷の方向と照らし合わせて視覚的に確認することが可能となる。

WS000006_20170330131307ec5.jpg

データのプロパティを開き、
読み込んだデータに座標値があればそのまま表示されるが、怪しい時は、国土地理院のマップで付近地の座標を入手する。

無題20

無題15


無題12

データが地面にめり込んでしまっている場合は、標高地を上げて表示させる。

無題14

「COLLADAファイル(*.dea)」ならこのように構造物の形状を確認することができるし・・・


無題13

「Google Earth ファイル(*.kmz)」なら、地面の凹凸にに沿った形で位置を示してくれる。
(区域線などの表示に適している)

これらは単に眺めるだけでなく、右上のボタンから、「画像の保存」をすることもできる。

無題16

画像のオプションで最高「4800×2523pixel」の高解像度の画層を保存することも可能だ。

無題17

画像は大きいのでこのままでは掲載できないが、左下に小さくGoogleのロゴが表示されるだけなので、ありがたい。

0022.jpg

パース片蓋川堰堤0329

様々なプレゼン資料に使用することが期待できる。

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