3.11は明けて

東日本大震災から1年。昨日、3月11日はどこの放送局も特番を組んでいた。
「被災者を追う」とか「現地の新聞社」とかのドラマも多く、復旧した三陸鉄道の試運転に同乗するという「旅番組」まで現れて内容的にはイタイものが多かった。
やはりというか、いくつかの生番組のバラエティのエンディングでは必ず「視聴者からお叱りのメールが多数届いていますが、出演者の気持ちは被災地とともにあります」というコメントが加えられた。バラエティに自粛を求めてどうするというのか?

そんな中で興味深かった番組は・・・
NHKスペシャル<3.11 あの日から1年> がこの一週間報道していた被災地の現状は様々な切り口から我々に訴えかけるものが多かった。
・さらに踏み込んで「なぜ津波から逃げなかったのか?」という問いかけもすごかった。死者に鞭打つことはあまりしないのだが、多くの人たちが携帯片手に港湾や河川に津波の様子を撮影しに行っていて逃げなかった現実を暴露していた。YouTubeに多くの津波映像が残されていることの裏側では「人間が災害を期待する」という一面が隠れていると番組は切り捨てた。報道番組もどこかそうした野次馬根性の延長にあるような気がしてならない。

・そうした中で等身大の気持ちが伝わってきたのが「NISSAN あ、安部礼司三陸復興スペシャル in いわて釜石」だった。あの刈谷勇のアドリブからプチプチで被災地支援を行っていた。出演者も演者を離れて心温まる雰囲気が伝わって来た。

・芸能人が被災地を回る企画には感心しないのだが、長渕剛が被災者に歌を聴かせるというのもイタイ部類の企画だったりする。さらに三陸鉄道の試運転に古舘伊知郎が同乗し実況中継をするというのも見ていてツライ。
しかし、その古舘伊知郎が「報道STATION スペシャル」のエンディングでこんなコメントを残している。

『報道STATION』ではスペシャル番組として、去年の12月28日の夜、原発の検証の番組をお送りしました。津波で原発が壊れたのではなく、それ以前の地震によって一部、(福島)第1原発のどこかが損壊していたのではないかという、その追求をしました。今回、このスペシャル番組で、その追求をすることはできませんでした。“原子力ムラ”というムラが存在します。都会はこことは違って目映いばかりの光にあふれています。そして、もう一つ考えることは、地域で、主な産業では、なかなか暮らすのが難しいというときに、その地域を分断してまでも、積極的に原発を誘致した、そういう部分があったとも考えています。その根本を、徹底的に議論しなくてはいけないのではないでしょうか。私はそれを、強く感じます。そうしないと、今、生活の場を根こそぎ奪われてしまった福島の方々に申し訳が立ちません。私は日々の『報道STATION』の中でそれを追求していきます。もし圧力がかかって、番組を切られても、私は、それはそれで本望です。また明日の夜、9時54分にみなさまにお会いしたいです。おやすみなさい


テレビ朝日の看板キャスターが生放送中に、原子力業界からの圧力で番組内容に変更があったことについて明確に認めるという異例の発言なのだ。

今後もっと波紋を広げて行くだろうな。






永遠に語り継ぎたい 3.11の素敵な話永遠に語り継ぎたい 3.11の素敵な話
(2012/03/08)
やまだ ひさし

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